上総十二社まつり
                     宮出しの様子

17年9月13日 午後1時玉前神社境内は祭り一色

お神輿には『御魂』が移され
           宮出しを待つ大宮

『上総はだか祭り』として全国的に有名な「神幸祭」、玉前神社に約千二百年前か
ら伝わる神事で、千葉県の無形民族文化財に指定されている。
神武天皇の生母で神社の祭神「玉依姫命(たまよりひめのみこと)」が黒潮に乗っ
て九十九里浜の最南端、釣ケ崎の浜辺に漂着したという伝説に由来し、毎年九月
十三日に、同神社をはじめ、南宮、谷上神社など一族の祭神をのせた九基のみこ
しが一斉に繰り出し、釣ケ崎海岸で年に一度の『再開』を果たすという儀礼、房総
地方に多く伝わる「浜降り神事」の一つ。この例大祭は午前十時から雅楽や神楽
が奉納され、子供神輿も繰り出され、境内は町内外から大勢の見物客で賑う。

お神輿の棟上では鳳凰が
    稲穂を銜え豊作に感謝

神馬も髪を整え正装

出発を前に多くのカメラを
       向けられ多少興奮ぎみ神馬

宮出しの先頭は『神の馬』
     御し手は四人、意気良いよく疾走

      『昔の馬』と『今の馬』
昔はこの大祭に使われる馬は、農業作業で
使われていた農耕馬であり、氏子が順番で
年番を務め、お祭りが近づくと農作業の合間
に年番の人たちが、農耕馬を祭典用に訓練
をしてお祭りに望んだ。しかし馬は農耕用に
仕付けたもので、普段とは別世界、大勢の人
で、馬が興奮し怪我人が出る事も珍しくなか
った。
現在では、乗馬クラブの馬を借り神馬として利
用いるので、馬は比較的行儀も良いしスタイル
も良い。

続いて「命婦」を乗せた神馬

境内の神楽殿では、宮出しに先立つ
       『蛭子』の舞が奉納される。        

境内の木陰では、一宮商業
高校茶道部の好意により、
野点茶席が設けられている。

若い女の子の衣装は派手

御神酒で清めいよいよ宮出し

いよいよ釣ケ崎祭典場へ向けて玉前神社を出発(14:05)
   
釣ケ崎祭典場までは、街なかを横ぎり、九十九里浜
   へ出て、波打ちぎわを太東岬を目指しひた走り、釣
   ケ崎祭典場まで約8kmの道のり

若い人たちが先頭をきって!

釣ケ崎まで長丁場ですがガンバッテ!

一族が待つ釣ケ崎へは
  ここをクリックを!

 お神輿の重量は
若宮は米俵6俵(360kg)
大宮は米俵8俵(480kg)
と言われてます。

騎乗して宮出しの時間を待つ「こうぬし」「命婦」

ちょっと不安?

衣装・化粧を整え騎乗する
    「こうぬし」と「命婦」